前頭葉に愛を

なかつ(@nktu_pdu)のブログ

近況:BL漫画を買った。

近況。久々にBL漫画を買った。
はらだ先生の「にいちゃん」と、福来たる先生の「騎士と王様」。
前者はBook walkerで、後者はDS Liteで。
どちらもとても面白いし、めっちゃ萌えた。好きな話。前者は「にいちゃん」の過去が明らかになってうお〜〜と盛り上がった。そのあとのにいちゃんの情けなさが萌える。しかしこれ、CP表記としてはどうなるんだ? 商業BLは、CP表記がしっかりしているイメージなのだけど。「騎士と王様」は、途中で王様が我に返るシーンがとてもよかった。
二次創作の大半がBLCPの人間(書いている対象はboyでは明らかにないのだが、わかりづらいのでBLとしておく)なので、ふいにオリジナルのBLものを読みたくなって衝動的に買うのだけど、今回は両方当たりでよかった。
(「にいちゃん」においては)タイムラインでよく見かける「ちるちる」を使ってサーチして出てきためぼしいものを買ってみたが、「ちるちる」はなかなか便利。今度また気になるものを探してみようかな。ちなみに「騎士と王様」は、タイムラインの隙間にプロモーションとして宣伝ツイートが挟み込まれていた。まんまと引っかかった。ちょっと悔しい。(でも、読んでよかった)

また、土曜日にはフォロワーになかつの大好き邦画を見せる会として、フォロワーを家に呼んで、「CURE」と「マイ・バック・ページ」を観てもらった。
どちらも本当に大好きな映画で、「CURE」は今のところ私のオールマイベスト。悪役としても、「CURE」の間宮が一番ぐっとくる。萩原聖人最高! 高部も大好き。数年ぶりに通して見たが、影響を受けまくっているなあと改めて感じた。高部の情緒の緩急や、公私の分け方とか。「マイ・バック・ページ」の方は、雰囲気と愚かさが、大体私が自給自足しているものだしな。「マイ・バック・ページ」は、ラストの妻夫木聡の泣く演技が素晴らしい。映画館で、「小説は負けた!」と心のなかで叫んでいたことを思い出す。この演技を小説で表現するのは無理だ!
(でも本当に大好きなので、FGOホームズを書いた同人誌「二度とない幸福と三度目の降伏」では、何度もこのシーンを見ながら、ほぼトレースする形で描写した。至らぬところが多々ある文章だが、今まで頒布した同人誌のなかのテキストでも、特にお気に入りのものの一つ。*1

ついでに、攻殻機動隊SACの2話・3話とRD潜脳調査室の1話も見てもらった。「笑い男事件総集編」を見て、個人的に攻殻機動隊が盛り上がっていたし、フォロワーが好きそうな系統だと思ったので。フォロワーには、RD潜脳調査室が刺さっていたようでとても満足。RD潜脳調査室は、私が一番好きなアニメと言っていい作品で、こちらもとても影響を受けている。特に11話「純正律」は、私が「才能」「天才」を考えるうえで必ず脳裏をよぎる話だ。才能とは愛である、そのことが非常にロジカルに説明される。SF作品のなかで効果的に音楽が使われるのが好きなんだよな〜。この11話「純正律もバイオリニストの話だし、「虐殺器官」ではベートーヴェンの月光が効果的に使われるし、宮内悠介の「アメリカ最後の実験」も大好き。基本的に「芸術」にカテゴライズされる、感覚重視の概念を、理性的で冷静な視線で見るものが好きなんだろうと思う。我が人生に永遠の影響を与えているマルセル・デュシャンも、まさしくそういう人だし。

そうだ。そろそろ、今受けているデュシャンのオンライン講義の宿題、「なぜデュシャンは下ネタが好きなのか」について考えなくては。では、このあたりで。

最後に、上で触れたホームズの同人誌がWEBで読めるリンクを貼っておくので、よければ読んでくれると嬉しい。

 

www.pixiv.net

 

www.pixiv.net

 

www.pixiv.net

↑ここに私のFGOホームズ解釈が詰まっている

 

www.pixiv.net

FGOホームズへの祈りまで持って行けたので、もう書くことなくなったな~と思った同人誌。

 

 

読んだもののリンク

www.c-canna.jp

www.dlsite.com

 
 
 
ついでに新田の近況として、最近撮った写真も貼っておきます。

最近の新田(2024.2.5)

*1:余談だけど、FGOホームズの同人誌は、どれもお気に入りのものばかりだ。私のなかで解釈して、こういうものが書きたいという方向性が定まったものが多かったからだろう。それに、「現代において『探偵』とはどのような存在であるか?」というテーマにも触れたものが書けたし。宇野常寛「母性のディストピア」を読んだからこそ書けたものもある。逆に、私のなかでFGOホームズの解釈はやりきってしまったので、今は書きたいものがない。とても大好きなキャラなんだけど。あるキャラクターについてじっと向き合って書く、この経験ができたことは今でもよかったと思う。またやりたいなあ。アークナイツのムリナールか、チョンユエか……。昨年末の冬コミで出したムリナールの小説本は、少し、(私のなかで)FGOホームズ本に近い作り方だった。モブとの話だしな。